studio274のピアノ
こちらのピアノはスタインウェイD-274(フルコンサートピアノ)です。
スタインウェイのフルコンといっても、どれも同じではありません。ヤマハのグランドピアノよりも、もっとそれぞれの個性が強いかもしれません。
重厚な音色のもの、軽い音色、金属的な音、木質な音…鍵盤の軽い重いの違いもありますね…。
こちら、studio 274のピアノは、虎ノ門にあるイイノホールが2011年に建て替えになる以前に、このホールで使用されていたものです。数々の有名ピアニストが名演奏を繰り広げた、一流のピアノです。そしてそれだけではなく、ポーランド、ワルシャワで行われた2021ショパンコンペティションでの調律師、越智晃さん(現在はファツィオリ所属)が、今でも定期的に調律をしてくださっているピアノなのです。
キラキラと輝かせることも、柔らかなシルクのような音も、チェロのような豊かな深い音も、チェンバロの音も。他種多様な音を出してくれます。……弾く人の意思や思いをそのまま音にしてくれるピアノなのです。生徒さんそれぞれの「良いところ」を見つけて、伸ばして、夢中にさせてくれるピアノ。
このピアノでレッスンすれば、上達します!夢中になれます!
ただし、この魔法のピアノは、頑張って心を込めて弾いている時の音だけではなく、怒っている時の音や自信のない時の音、お腹がすいてている時の音まで奏でてしまうので、ご注意くださいね。これは大変!!