セシリア国際音楽コンクール 2023:東京
ピアノ部門・大学生の部・リサイタル部門の審査を終えて
3月24日は朝から晩まで長丁場でしたが、有意義な1日を過ごさせていただきました。
まずリサイタル部門では、バイオリンのデュオ、室内楽、ウインドアンサンブル、コンチェルト、ハープのソロの方もいらして、厳格に審査をしながらですが、バラエティ豊かな演奏を楽しませて頂きました。
ピアノ部門・大学生の部の審査では、
皆さん音楽大学にお通いの方。それはそれは大変な大曲、そして皆さん熱心な演奏でした。
……そこで感じたことは……
☆一番最初に、その曲を弾いてみたときに感じた「一目惚れ」的な感動を、練習を積むにつれて、どこかに忘れてきてしまってはいませんか?
という事です。いつも最初に感じた「あ、この曲好き」「この曲、こんなふうに弾きたい」を、思い出して欲しいのです。それを聴く人にピアノの演奏で伝えましょう。
☆練習の仕方、難しくて弾けないところを猛練習するのは当たり前ですよね。では、音数の少ない緩やかな楽節は、そんなに練習したり研究しなくて良いのでしょうか?
いやいや!そんなことはありません。
音数の少ないところほど実は難しいのです。いかに歌うか、いかに音楽を理解できるか、いかに少ない構成音を使って人を感動させられるか。
ここにも時間をかけて、頭と心を使って。
あなたの真の音楽性が問われるところなのです。
☆ピアノを弾く人は、自分の楽器を本番のステージに持っていくわけにはいきません。他の楽器の人は、皆それぞれがご自身の楽器で本番のステージに立つのに。
だから、ぶっつけ本番で知らない人とダンスを踊るようなもの。
弾きながら、咄嗟に音の出し方やペダリングを変えていかなければならない。そのためには「聴く」事です。普段の練習の時にも「自分の音を聴く」。レッスンでも「自分の音を聴く」。聴いて、無意識のうちに改善させる。音楽を昇華させる。そんな力が必要なのです。そして、普段から、本番のつもりの姿勢、本番のつもりの音色、本番のつもりの丁寧さで弾きましょう。
☆あと一つだけ付け加えます。
ピアノの蓋はどちら側に開いていますか?お客さんはどちら側にいらっしゃいますか?右側です。
いつも、ピアノの音を右側に飛ばすつもりで弾いていると、不思議とそうなりますよ!音の響きを余す事なく客席に届けよう。
さあ!みんな!頑張って😄
㊗️合わせてご報告です㊗️
上田みらいちゃん、全日本ジュニアクラッシック音楽コンクール、全国大会で、見事に奨励賞をいただきました!
思えば、みらいちゃんがコンクールに挑戦したい!と、最初にエントリーしたのは2020年の9月.。3年生の秋でしたね。この時も全日本ジュニアクラッシック音楽コンクールでした。それから2年が経ち、全国大会出場!!奨励賞受賞!!!
素晴らしい!おめでとうございます㊗️大躍進です。みらいちゃんの努力、それからお母さんの協力と努力と理解。頭が下がります。お父さんもです!!!
素晴らしい!!!!おめでとう㊗️😊